育児中の面接|子どもの急病や勤務条件はどこまで話す?

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子育てしながら仕事を探していると、面接で迷うことがあります。

子どもが急に熱を出したら?
お迎えに間に合う時間までしか働けないことは?
土日に出られない時期は?

「どこまで話したらいいんだろう」と考えてしまいますよね。

私は、子育て中も働き方や職場を変えながら仕事を続けてきました。

その中で面接のときに大切にするようになったのが、採用されるために何でも「大丈夫です」と答えるのではなく、実際に働くうえで必要な条件は先に確認しておくことです。

とはいえ、家庭の事情を何もかも詳しく説明する必要はないと思っています。

この記事では、私自身のこれまでの面接経験をもとに、子どもの急病や勤務時間などをどこまで伝えてきたのかを書いてみます。

久しぶりに仕事を探している方や、育児で長く仕事から離れていた方にも、ひとつの体験談として参考になればうれしいです。

履歴書や職務経歴書のまとめ方については、こちらの記事に書いています。

目次

約20年前、子どもの体調不良で休みが続いたことがある

私が初めて子育てをしながら働いたのは、長男が1歳くらいの頃でした。

今から約20年前のことです。

冬から保育園へ通い始めたこともあり、ノロウイルスや発熱などが続きました。

いわゆる「保育園の洗礼」のような時期で、働き始めてから1か月ほどは、子どもの体調不良による休みが重なりました。

当時は、男性が育児のために仕事を休むことも今ほど一般的ではなく、夫にお願いするのも難しい状況でした。

実家の母も働いていて、いつでも頼れるわけではありません。

それに加えて、当時の私は周囲へ頼ること自体があまり得意ではありませんでした。

休みが続く中で、職場から仕事を休むことについて話をされることもあり、だんだん周囲の対応も厳しくなっているように感じました。

最終的には、試用期間中に私から退職しました。

子どもの急病だけが退職の理由だった、という単純な話ではありません。

休みが続く中で職場に居づらさを感じ、当時の自分にはそこで働き続けることが難しいと思った、というのが一番近いです。

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あの頃は、どうしたら仕事も育児もうまく回せるのか、私自身もよく分かっていなかったんだよね。

それからは、仕事に影響する条件を面接で先に伝えるようになった

この経験があってから、面接では働き始めてから困りそうなことを、先に伝えるようになりました。

  • 子どもの年齢
  • 急な体調不良のときに休む可能性があること
  • 保育園や学童などのお迎えに間に合う勤務時間
  • 勤務できない曜日
  • 実家などに、いつでも頼れるわけではないこと

もちろん、毎回すべてを細かく説明したわけではありません。

「実際に働き始めたら会社にも関係すること」を中心に伝えるようにしていました。

たとえば、土日の勤務が難しい時期なら、そのことを面接で伝えます。

お迎えの時間が決まっているなら、「この時間までの勤務を希望しています」と伝えます。

その条件で採用が難しいのであれば、働き始めてから分かるより、面接の段階で分かった方がお互いに調整しやすいと思うようになりました。

「できません」で終わらず、実際にできる調整方法も伝えていた

条件を伝えるときは、できないことだけで終わらせるのではなく、実際に自分ができる範囲のことも一緒に話していました。

その日は勤務できませんが、代わりに出られる日があれば出勤できます。

別の日に調整できる場合は対応できます。

必要であれば、可能な範囲で別の日に残業することもできます。

こういうことは、立派なアピールとして言っていたわけではありません。

「ここは難しいけれど、ここなら調整できます」と、実際にできる範囲を伝えていただけです。

私はこの伝え方で、その後いくつかの職場に採用されてきました。

実際に働き始めると、予定を見ながら仕事を組んでいたので、毎回残業で穴埋めしなければならないほど仕事が残る、ということはあまりありませんでした。

できない条件を隠して採用してもらうより、自分ができる働き方を先に共有しておく。

私はその方が、働き始めてから気持ちがラクでした。

家庭事情は、何もかも話さなくていいと思う

一方で、面接だからといって家庭の事情を全部説明する必要もないと思っています。

家族の細かい状況や、育児で大変だったことまで、すべて話す必要はありません。

面接で確認したいのは、実際にその条件で働けるかどうか。

だから私は、

  • 急病時に休む可能性がある
  • この曜日は勤務できない
  • この時間までなら働ける
  • 頼れる人が常にいるわけではない

といった、仕事に関係する部分を必要に応じて伝えるようにしてきました。

家庭のことを全部説明するんじゃなくて、「仕事に関係する条件」に絞ればいいんだね。

最近の面接では、子どもの話をしても反応が悪くなった印象はほとんどない

約20年前に初めて子育てしながら働いた頃と、最近では、私自身が面接で感じる雰囲気も変わりました。

最近、私が受けた面接では、子どものことを正直に伝えたからといって、面接官の反応が急に悪くなったと感じたことはほとんどありません。

子育て経験のある担当者から、「そうだよね」「大変だよね」と話を聞いてもらったこともあります。

もちろん、これはあくまで私が受けた面接での経験です。

職種や会社、必要とされる勤務条件によっても違うと思うので、「子どものことを話しても必ず大丈夫」と言うつもりはありません。

ただ、少なくとも私は、子どものことを隠すより、働くために必要な条件は先に話す方を選んできました。

面接では、相手が求める「正解」を当てなくてもいいことがある

今の職場につながった面接で、印象に残っている質問があります。

面接をしてくれたのは、現在働いている事務所の所長さんでした。

そのとき、

「これまでの仕事で、どんなことにやりがいを感じましたか?」

と聞かれました。

私は、医療事務として働いていた頃のことを話しました。

みんなで内容を話し合って、PowerPointを使い、患者さん向けのお知らせを作った経験です。

答えながら、「今回応募している仕事への模範解答とは、少し違うことを話しているかもしれない」と思いました。

ところが所長さんは、

「うちも資料作成が中心で、ミーティングも多いので、共通する部分があると思います」

と、私が話した経験と仕事をつないでくれました。

あとから、ほかにも応募者がいたと聞きましたが、私はその職場に採用されました。

この経験で感じたのは、面接で相手が想定していそうな答えをうまく言えなくても、自分の実体験を話すことで、相手が仕事との接点を見つけてくれることもあるということです。

もちろん、いつもそうなるとは限りません。

でも、模範解答を作り込みすぎるより、自分が実際に経験したことを話せる方が、私は答えやすいと感じています。

自分では仕事と関係ないと思っていた経験も、相手から見るとつながっていることがあるんだね。

面接では、私から会社へ聞くこともあった

面接は質問されるだけの場ではないので、私から確認していたこともあります。

  • 子どもの急病で休む場合、どのような対応になるか
  • 仕事を教えてくれる人がいるか
  • 引き継ぎや教育はどのように進むのか
  • 自分が勤務できない曜日や時間で問題がないか
  • 求人票だけでは分からなかった仕事内容

残業については、求人票の条件を確認したり、自分が勤務できる時間を先に伝えたりしていたので、毎回必ず質問していたわけではありません。

気になることを全部聞くというより、働き始めたあとに大きなズレになりそうなことを確認するイメージです。

面接では、必要以上に「感じのいい人」を演じない

もうひとつ、私が面接で意識していることがあります。

それは、必要以上に自分をよく見せようとしないことです。

もちろん、挨拶をしたり、相手の話をきちんと聞いたり、失礼のないように話すことは大切です。

でも、普段の自分とは全然違うくらい明るく振る舞ったり、何でもできますという雰囲気を作ったりする必要はないと思っています。

面接では、答えの内容だけでなく、話し方や受け答えの雰囲気もお互いに感じ取ります。

だから私は、取り繕いすぎず、普段仕事で人と話すときに近い自分で話す方がいいと思っています。

その方が、採用されたあとも「面接のときと全然違う」となるズレが少ない気がしています。

面接の服装は、応募先に合わせて。私は襟付きやジャケットを選ぶことが多かった

久しぶりの面接だと、服装にも迷います。

私はすべての面接にスーツで行っていたわけではありません。

パートなどの面接では、襟のあるシャツやジャケットなど、少しきれいめの服を選ぶことが多かったです。

ジーンズは避けていました。

ただ、服装は職種や応募先によって違うので、指定がある場合はその案内を確認するのが基本だと思います。

私の場合は、何を着ようか迷ったときに襟付きの服やジャケットを選ぶと、自分の気持ちを仕事モードへ切り替えやすかった、というくらいです。

長い育児ブランクがあっても、全部を立派に説明しなくていい

私は子育て中も仕事を続けてきたので、7年、10年といった長い育児ブランクから復職した経験はありません。

ただ、久しぶりに仕事を探す場合でも、面接で何もかも立派に説明しなければならないわけではないと思います。

これまでの経験については、実際にやってきたことを話す。

今の勤務条件については、働くために必要なことを伝える。

経験していないことを、経験したように見せる必要もありません。

「今の自分ができること」と「働くために必要な条件」を分けて整理しておくと、面接でも話しやすくなると思います。


まとめ|面接では、働き始めてから困らないための話をしておく

私自身、初めて子育てしながら働いた頃は、子どもの体調不良と仕事をどう両立すればいいのか分からないまま働き始めました。

その経験があったからこそ、その後の面接では、仕事に影響する条件を先に伝えるようになりました。

  • 子どもの急病時のこと
  • 勤務できる曜日や時間
  • できない条件と、代わりに調整できること
  • 求人票だけでは分からない仕事内容や教育体制

家庭事情を全部説明する必要はありません。

採用されるために何でも「大丈夫です」と答える必要もないと思っています。

実際に働くために必要なことを正直に伝えて、その条件でお互いに働けそうかを確認する。

そして面接では、相手が求めていそうな答えを無理に作るより、自分が本当に経験してきたことを、自分の言葉で話す。

私はその方が、採用されたあとも無理なく働きやすいと感じています。

私が職業訓練を経て未経験の仕事に挑戦し、その経験が今の「事務+資料作成」の仕事にもつながっていった話はこちらにまとめています。

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