未経験からデザインの仕事へ|職業訓練と2つの職場で経験したこと

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「未経験からデザインの仕事をしてみたい」

そう思っても、職業訓練だけで仕事につながるのか、子育てをしながら続けられるのか、気になりますよね。

私も、長く事務の仕事をしたあとに職業訓練へ通い、未経験でデザインの仕事を探しました。

その後、Webバナーの制作と、Illustratorを使った販促物の制作を経験しています。

今は契約社員として事務の仕事をしながら、ブログや絵本づくりにも取り組んでいます。

それでも、あのとき学んだことや実際に作った経験は、今の仕事やブログにも残っています。

この記事では、私がデザインに興味を持ったきっかけから、職業訓練、実際の仕事で経験したことまでを振り返ります。

Wamii

職業訓練から実際の仕事まで振り返ったら、少し長くなりました。

気になるところから、ゆっくり読んでね。

子育てをしながら働き方を何度も選び直してきた全体の流れは、こちらの記事にまとめています。


目次

1.デザインの仕事に興味を持ったきっかけ

以前の私は、医療事務として働いていました。

仕事で資料を作ることもあり、PowerPointを使いながら、

「もっと見やすくしたいな」

「Illustratorを使えたら、できることが増えそう」

と思うことがありました。

一方、家では「あつ森」の島づくりに夢中になっていました。

建物や家具の配置を考えたり、色を組み合わせたり、島全体の雰囲気を整えたり。

何かを一から描くことより、情報やパーツを組み合わせて、全体を整えることが好きだったんですよね。

Wamii

あつ森で島を作っているときは、時間を忘れるくらい夢中だったな。

好きな色や物を組み合わせて、全体を整えることが好きだったんだね。

その頃は、末の娘を生後5か月で保育園へ預け、コロナ禍の中で医療事務へ復職した時期でもありました。

仕事と育児の両立で余裕がなく、すぐに次の目標へ向かうより、いったん立ち止まる必要がありました。

復職を続けるか、仕事から離れるか迷ったときのことは、こちらの記事にまとめています。

2.退職後に見つけたWebクリエイターの職業訓練

退職した時点では、「絶対にデザイナーになる」というより、これから何をしたいのか、まだぼんやりと考えている段階でした。

まずは疲れを取りながら、これからの働き方を考えたかったんだと思います。

そんなとき、ハローワークでWebクリエイターの職業訓練を見つけました。

学生の頃、趣味でホームページを作っていたこともあり、

「もう一度、こういうことを学んでみたい」

と思いました。

訓練では、ExcelやPhotoshopを中心に、HTMLとCSSの基礎なども学びました。

教室には自分より若い受講生も多く、最初は「ついていけるかな」と少し緊張しました。

でも、授業が始まると、年齢を気にする余裕がないくらい学ぶことに夢中になりました。

最終課題では、子ども向けプログラミング教室を想定したホームページを制作しました。

授業の時間だけでは終わらず、子どもたちが寝たあとにもパソコンへ向かいました。

少しずつページが形になっていくことが楽しくて、夜の作業もそれほど苦になりませんでした。

若い人に混ざっての勉強は、どうだった?

Wamii

最初はドキドキしたけど、興味のあることを集中して学べるのが、すごく楽しかった。

未経験からデザイン職を目指すのは遅い?

私の場合、始める年齢よりも、子育てと両立できる求人を見つけることや、制作物を用意する時間のほうが大きな課題でした。

学び始めることに遅さは感じませんでしたが、仕事にするには、生活に合う勤務条件や、実務経験をどう積むかも考える必要があります。

最初から理想の働き方だけに絞らず、今できるところから経験を増やす方法もあると思います。

職業訓練で学べたのは、ツールの使い方や制作の基礎です。

実際の仕事では、さらにその先にある、次のような流れが必要になります。

  • 誰から依頼を受けるのか
  • 最初に何を確認するのか
  • どのように制作を進めるのか
  • 修正にどこまで対応するのか
  • 納期までにどう仕上げるのか

この部分は、実際の職場で働きながら覚えていきました。

職業訓練のほかに参考にしたもの

職業訓練のほかに、DTP Transitの無料セミナーなども見ていました。

IllustratorやPhotoshopの操作だけでなく、制作の考え方や実際の仕事の流れを知るうえで参考になりました。

職業訓練だけですべてを覚えようとせず、必要になったことを、その都度調べたり学んだりしていました。

当時参考にしていたサイトはこちらです。


3.最初は、組織でデザインの仕事をしたかった

職業訓練を終えたあと、私が最初に考えたのは、組織の中でデザインの仕事をすることでした。

まずは職場で、依頼を受けてから納品するまでの流れを経験したかったからです。

ただ、未経験からデザイン職へ応募するには、自分のスキルを伝えるための制作物やポートフォリオが必要です。

子育てをしながら仕事を探し、そのうえ制作物を増やしていくのは、なかなか時間がかかりました。

勤務時間や残業の条件が、わが家の生活と合わない求人もありました。

それでも、限られた制作物をまとめて応募を続けるなかで、Webバナーの制作に関わる仕事が決まりました。

最初から個人で仕事を受けるより、まずは組織の中で実務の流れを経験したい。

当時の私には、その順番が合っていたと思います。

4.Webバナーのデザインとディレクションを経験した

最初のデザイン職では、商品のWebバナー制作に関わりました。

担当していたのは、デザインと制作のディレクションです。

依頼内容を確認し、何を目立たせるのかを考え、必要な情報を整理して制作を進めました。

限られたスペースの中で、次のようなことを考えます。

  • 商品のどこを見せるか
  • 何を一番に伝えるか
  • 文字をどの順番で読んでもらうか
  • どの写真を使うか
  • 全体の色をどうまとめるか

Photoshopの操作は職業訓練で学んでいました。

でも、ツールを使って画像を作ることと、依頼に合わせてデザインを完成させることは、やっぱり違います。

目的を確認し、納期までに形にして、修正にも対応する。

実際の仕事を通して、制作の流れを少しずつ覚えていきました。

Wamii

職業訓練で「作り方」を学んで、仕事では「相手のために作ること」を覚えた感じかな。

同じデザインでも、課題を作るのと仕事で作るのでは、考えることが違うんだね。

その仕事は、担当していた事業の終了によって終わりました。

もう少し続けたかった気持ちもありましたが、ここで初めてデザインを仕事として経験できたことは、次につながりました。

5.Illustratorを使った販促物の仕事へ

その後は、Illustratorを使って販促物を制作する仕事に就きました。

仕事として制作したのは、主に次のようなものです。

  • 販促用のPOP
  • ポスター
  • 店頭の立て看板
  • チラシやDM
  • カード類
  • Webバナー

ここでも、デザインとディレクションの両方を担当しました。

依頼内容を聞き、何を一番伝えたいのかを整理し、情報の優先順位を考えます。

制作物の大きさや設置する場所、見る人との距離によっても、文字の大きさや構成は変わります。

印刷、裁断、看板への加工まで、自分で行うこともありました。

自分が作ったものが、実際にお店や売り場で使われる。

これは、画面の中でバナーを作っていたときとは、また違うおもしろさがありました。

職場では、デザインを担当していたのは私ひとりでした。

依頼が重なると、何を優先し、どこまで対応するのか迷います。

制作から印刷、裁断、加工まで、自分の中で抱え込んでしまうこともありました。

相手の希望を聞き、形にして、喜んでもらえることは好き。

でも、ひとりで全部を抱えて走り続けるうちに、少しずつ余裕がなくなっていきました。

Wamii

デザインは好きだったけど、制作も印刷も加工も、全部ひとりでやろうとしてたんだよね。

好きな仕事でも、抱える量が多くなると疲れちゃうよね。

当時の私は、頼まれた仕事を断ることにも慣れていませんでした。

「私がやらなければ、依頼した人が困るかもしれない」

そう考えて、できるだけ自分で対応しようとしていました。

今振り返ると、制作の技術と同じくらい、仕事の範囲を決めたり、優先順位を相談したりすることも必要だったんだと思います。


6.仕事で身についた、今にも残っている力

職業訓練では、PhotoshopやHTML、CSSなどの基本を学びました。

その後の仕事ではIllustratorも使うようになりました。

そして、実際の制作を通して、ツールの操作以外にもいろいろなことを覚えました。

  • 相手が何を求めているのかを聞くこと
  • 曖昧な依頼を、制作できる状態まで整理すること
  • 納期と作業量を考え、どこまで対応するかを決めること
  • 見る人に伝わるように、情報の順番を組み立てること

こうした経験は、今の事務仕事にもつながっています。

資料を作るときには、

「この資料で一番伝えたいことは何だろう」

「どの順番なら、相手が迷わず読めるだろう」

と考えるようになりました。

ブログの構成やアイキャッチを考えるときにも、当時の経験を使っています。

Wamii

今の仕事は事務だけど、資料を見やすく整えるときは、デザインの経験がちゃんと役立ってるよ。

職種が変わっても、身につけた考え方は持っていけるんだね。

デザイン職を離れたあとも、そこで覚えたことは、自分の考え方の一部として残っています。

事務とデザイン、別々に見えた経験が、今の仕事でどのようにつながっているのかは、こちらの記事にも書いています。

7.デザインの経験が、個人で仕事をするきっかけになった

販促物の仕事を離れたあと、私は個人で仕事を受ける働き方を考えました。

会社で働くことに自信をなくしていた時期でもあります。

それでも、Webバナーや販促物を実際に作った経験があったから、

「自分にもできることはある」

と思えたのだと思います。

屋号を決め、開業届を出し、ポートフォリオサイトやサービス内容を用意しました。

実際に個人で相談を受け、提案や制作をした経験もあります。

制作できることと、自分で営業をして仕事を受け続けることは、また別の話でした。

フリーランスとして準備をしたあと、なぜ「仕事が来ませんように」と思ったのか。

そして、現在の契約社員と個人活動を組み合わせる「複業」に近い働き方へたどり着いた理由は、こちらの記事にまとめています。


まとめ|デザインの仕事を経験して、今も残っているもの

私は、職業訓練を受けたあと、Webバナーと販促物の制作に関わりました。

仕事を探す途中で迷ったり、実際の職場で仕事を抱えすぎたり、いろいろなことがありました。

それでも、職業訓練へ通い、実際にデザインの仕事を経験したことで、自分の得意なことが少しずつ見えてきました。

私が好きなのは、何もないところから絵を描くことよりも、相手の話を聞き、必要な情報を整理すること

そして、全体の構成を考え、伝わる形に整えることです。

今は事務の仕事をしています。

その中にも、デザインの経験を使える場面があります。

ブログにも、絵本にも、これまで学んだことがつながっています。

歩いてきた道が少し変わっても、そこで身につけたものは、ちゃんと今の自分の中に残っている。

私は今、そんなふうに感じています。

仕事も家庭も自分のペースも、大切にしながら働き方を考える場所です。

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