育休明け、元の職場に戻るか迷ったら|私は一度復職してから辞めました

仕事も家庭も自分のペースも、大切にしながら働き方を考える場所です。
\ 保活・復職・仕事探し・両立の悩みから選べます /
\ 働き方に迷ったときに /
育休が終わったあと、元の職場に戻るか。
それとも、復職せずに辞めるか。
私は4人の子どもがいますが、実は同じ職場に復職した経験は一度だけです。
上の子3人のときは、妊娠を機に仕事を辞めていました。
その後、また働きたいと思ったタイミングで仕事を探す。
長い間、そんな働き方をしてきました。
でも、4人目のときだけは違いました。
初めて、産休・育休を経て元の職場に戻ることを選びました。
産後5か月で復職。
そして、その後私はその職場を辞めています。
それでも今振り返ると、一度復職してよかったと思っています。
戻ったからこそ、納得して辞めることができたからです。

戻ったあとに辞めたのに、復職したことは後悔してないんだね。
Wamiiうん。無理はしてたけど、一度戻ったから納得して辞められたと思ってる。
上の子たちのときは、妊娠したら仕事を辞めていた
最初の出産は、大学を卒業したばかりの頃でした。
その後は、子育てをしながらパートなどで働いてきました。
でも上の子3人のときは、妊娠を機にそのときの仕事を辞めていました。
出産後の生活がどうなるか分からない。
子どもが生まれてから、また働きたいと思ったら、そのとき仕事を探そう。
そんなふうに考えていました。
だから私にとって、「出産後、元の職場に戻る」というのは、ずっと当たり前の選択ではありませんでした。
4人目で初めて「元の職場に戻りたい」と思った
4人目を妊娠した頃、私はそれまでと違い、「出産後もこの職場に戻りたい」と思える仕事をしていました。
その頃働いていた職場では、仕事を任せてもらい、必要としてもらえていると感じていました。
お世話になった人たちもたくさんいました。
だから今回は、「戻りたい」と思いました。
必要としてもらえたことがうれしかったし、お世話になった分を仕事で返したいという気持ちもありました。
そして私は、産後5か月で復職しました。
早い時期の復職でしたが、そのこと自体を後悔していません。
もちろん、子どものことで仕事を休む日も多くありました。
それでも、私は一度あの職場に戻ってよかったと思っています。
復職後、仕事だけじゃなく全部を頑張ろうとしていた
ただ、復職してからの私は、かなり余裕がなくなっていました。
原因は仕事だけではありません。
当時は上の子たちもそれぞれ学校生活があり、スポーツもしていました。
平日は仕事と家のこと。
土日になれば誰かの試合。
予定が重なれば、できるだけどちらにも行く。
- 仕事もちゃんとやりたい
- 子どものこともちゃんとやりたい
- 家のこともやらなきゃ
当時の私は「どれかを減らす」という発想が、あまりなかったんだと思います。
全部やるものだと思っていました。
今は、全部を抱え込まず、忙しい中でも自分の時間ややりたいことを少しずつ残すようにしています。
私が実際にやめたことや、時間を作るために見直したことは、こちらの記事にまとめています。

「無理しなくていい」が、たぶん聞こえていなかった
今思えば、職場の人たちは私に「そこまで無理しなくていい」と言ってくれていたのかもしれません。
でも当時の私は、それがあまり耳に入っていませんでした。
- 必要としてもらっているなら応えたい
- 迷惑をかけたくない
- 仕事に行ける日は頑張りたい
そんな気持ちの方が強かったんだと思います。
しかも当時はコロナ禍でした。
医療機関で働いていたこともあり、普段とは違う緊張感もありました。
だんだん疲れてくると、
「私、なんでこんなに頑張ってるんだろう」
と思うことが増えていきました。

職場だけがしんどかった、っていう感じでもなかったんだね。
Wamiiそう。仕事も家も子どもの予定も、全部を頑張ろうとしてたんだと思う。
待遇の違いまで気になるくらい、余裕がなくなっていた
当時の私はパート勤務でした。
医療の現場なので、当然、職種によって仕事内容も責任も違います。
それでも、疲れて余裕がなくなってくると、待遇の違いまで気になるようになりました。
「時給もそんなに高くないのに」
「子どももまだ小さいのに」
「なんで私はここまで頑張ってるんだろう。社員でもないのに」
そんなふうに考えることもありました。
今振り返ると、職場だけに問題があったわけではなかったと思います。
生活全体で余裕がなくなっていて、いろいろなことを悪い方向に考えるようになっていました。
辞めようと思ったきっかけは、意外なことだった
そんな頃、職場で産休・育休に入る人がいると聞きました。
その人と自分を比べたかったわけではありません。
ただ、その話をきっかけに、私は初めて自分の働き方を少し離れて見た気がします。
「私は、どうしてこんなに余白のない毎日を続けているんだろう」
そう考えたとき、もう、こんなに頑張らなくてもいいのかもしれないと思いました。
誰かに「5か月で戻って、全部頑張って」と言われたわけではありません。
自分でそうしたかったし、自分で選んだことです。
だからこそ、そのとき初めて、自分がどれだけ余裕のない毎日を続けていたのかに気づいたんだと思います。
それでも、好きな仕事もあった
辞めたいと思うようになったからといって、仕事の全部が嫌だったわけではありません。
職場の掲示物や、お便りを作る仕事がありました。
私はその仕事が大好きでした。
忙しくても、デザインを考えたり、見やすく整えたりする作業は楽しかった。
当時作ったお便りは、今でも持っています。
そして、その後私はデザインの仕事も経験しました。
今振り返ると、あの職場で好きだった仕事の中に、自分がどんな仕事を楽しいと思うのかが少し見えていたのかもしれません。
そこからデザインの仕事へ進んだ経緯はこちらに書いています。

辞めたけれど、嫌いになったわけではない
最終的に、私はその職場を辞めました。
でも、嫌いになって辞めたわけではありません。
仕事の中には好きなこともあったし、職場の人たちのことも好きでした。
退職するときには色紙もいただきました。
それも今でも大切にしています。
もちろん、しんどかったこともあります。
当時の自分には、待遇にやるせなさを感じることもありました。
それでも、お世話になったことへの感謝は今もあります。
いつか何かの形で、お返しできたらと思うくらい、大切な職場のひとつです。
私は、一度復職したから納得して辞められた
もしあのとき、復職せずにそのまま辞めていたらどうだったか。
それは分かりません。
でも私は、一度戻ったからこそ納得して辞められたと思っています。
- 実際に戻ってみた
- 仕事もした
- 子育てとの両立もやってみた
- 好きだった仕事も、しんどかったこともあった
そこまで経験したうえで、
「今の私は、ここで働き続けるのとは違うかな」
と思えました。
だから、復職したことも、そこから辞めたことも、どちらも今は後悔していません。

復職したことと、そのまま働き続けることは別なんだね。
Wamiiそう。私の場合は、一度戻ってみたから次の働き方を考えられたんだと思う。
「一度戻った方がいい」とは言えない
だからといって、育休明けに迷っている人に、
「とりあえず一度戻った方がいいよ」
とは言えません。
家庭の状況も違うし、職場も違う。
体調や子どもの様子も違います。
復職せずに辞める方がいい人もいると思います。
反対に、戻ってみたら思っていたより働きやすかった、ということもあると思います。
私の場合は、一度戻って自分で経験したことが、その後の働き方を考えるために必要だった。
それが、私にとっての答えでした。
今は、今の仕事が一番いいと思っている
あの職場を辞めたあとも、私はいろいろな働き方をしてきました。
そして今は、「今の仕事が一番いいな」と思っています。
昔の職場を辞めたから、今があります。
でも、昔の職場で働いた時間が間違いだったわけでもありません。
- 一度戻ってみたこと
- そこで無理をしてしまったこと
- 辞めると決めたこと
- その後また別の仕事を探したこと
今振り返ると、全部つながっています。
最近は、働き方も「できるならやる」ではなく、今の自分や家族に合うかを考えるようになりました。
ずっと正社員になりたかった私が、今の働き方を選んでいる理由はこちらに書いています。

育休明けに元の職場へ戻るかどうか。
その時点で、その先まで全部決めなくてもいいのかもしれません。
私は一度戻って、そのあと辞めました。
戻ったことも、辞めたことも、今はどちらも「それでよかった」と思っています。



