「慣らし保育」は四人四色。3男1女のママが感じた、親子でゆっくり新しいリズムを作るためのヒント

「入園が決まったけれど、ちゃんと馴染めるかな?」
そんな不安を抱えているママへ。
わが家の4人の子供たちは、驚くほどみんなバラバラでした。
「仕事にならない!」と焦ったあの日から、大切な「お守り」を見つけた娘の話まで。
私の体験談が、少しでもあなたの心を軽くするヒントになれば嬉しいです。
そもそも「慣らし保育」って何のため?
慣らし保育は、お子さんのためだけでなく「ママと先生のため」の大切な助走期間です。
お子さん: 家族以外の人と過ごし、給食やお昼寝のリズムを少しずつ作る。
ママ: 離れている時間に慣れ、園の生活の流れを把握する。
先生: お子さんの性格や、好きな遊び、泣いた時の落ち着かせ方を知る。
目安は1〜2週間と言われますが、実際には「その子のペース」が一番大切にされます。
わが家の3兄弟:三者三様のスタート
• 長男:1歳入園。
初めての育児で手探りの中、お迎えに行くとずっと泣いていて胸が痛む日々。さらに冬の入園で12月にノロウイルス胃腸炎が大流行。免疫が切れる時期やロタ・風邪・インフルも重なり、1ヶ月はほぼ仕事にならない状態でした。
• 次男:年少(3歳)入園。
泣かないけれど人見知りで内弁慶。2週間ほど給食がほとんど喉を通りませんでした。言葉には出さないけれど、心の中で一生懸命、新しい環境と戦っていたんだなと感じます。
• 三男:1歳前入園。
お兄ちゃんがいる安心感からか、初日からリラックス。「明日からフルでもいいですよ」と言われるほどスムーズで、拍子抜けするほどでした。
長女:コロナ禍、生後5ヶ月での入園
末っ子の娘はコロナ禍で子供も少なく、赤ちゃんだったこともあり、1週間ほどでフルタイムに。でも、成長と共に「自分なりの安心」が必要になったようです。
子供たちの「お守り」いろいろ
1歳頃から特定のタオルが大好きになり、6歳の今でもボロボロになっても大切にしています。出かける前に撫でて、帰ったらすぐに触る。娘にとってかけがえのない宝物です。
4歳まで園に持って行きましたが、それで娘の心が守られるなら、それが自然なことだと、先生方も優しく見守ってくださいました。
娘にとってのタオルのように、子供たちがママと離れている間に心の支えにするものを「移行対象(安心毛布)」と呼んだりします。
これらは、ママの代わりになって子供を守ってくれる大切な存在です。
- タオル・ガーゼ ママの匂いがつきやすく、肌触りが柔らかいもの。娘のように、ボロボロになってもその「感触」が安心の決め手になります。
- ぬいぐるみ いつも一緒に寝ている相棒。「この子が一緒なら大丈夫」と、勇気をくれる存在です。
- ママやパパの持ち物 ママのヘアゴムを手首につけたり、パパのハンカチをポケットに入れたり。「繋がっている」という感覚が、小さな心を支えます。
- 自分だけの「儀式」 「玄関で3回ハイタッチする」「ママの指を1回ぎゅっと握る」など。物ではなくても、決まった動作が安心のスイッチになる子もいます。
Wammyうちの娘はパパの柔らかいパジャマ用のTシャツも大好きで、未だに夜パパがいない日は握りしめて寝ています。
これから復帰を迎えるママへ、私からのアドバイス
4人の慣らし保育を経験して、大切だと感じたポイントです。
復帰スケジュールは「慣らし期間」を主役にして立てる
入園日=仕事復帰日にせず、最初の2週間ほどは「予備」として空けておくと、急な呼び出しがあってもママの心が折れずに済みます。
パパ(家族)の協力体制を事前にシミュレーションしておく
「お迎えはパパ」「家事は手抜き」と決めて、家族みんなで乗り越える体制を整えましょう。
「外の世界」に少しずつ慣れておく
他者との交流が少なかった場合は、一時保育や支援センターを使い、親子で「ママ以外の人や集団」に触れる練習をしておくのもおすすめです。
まとめ:ゆっくり、自分たちのペースで
慣らし保育に正解はありません。1週間で終わる子もいれば、1ヶ月かかる子もいます。
お子さんに「お守り」があるように、ママにも「これがあれば落ち着く」という時間や場所があれば、それで十分。
焦らず、比べず、あなたとご家族のペースで進んでいければ、それでいいんです。
最後にもう一つ、心に留めておいてほしいことがあります。
それは、保育園の先生は「子供たちを温かく迎え入れるプロ」だということ。
先生たちはこれまで、何百人、何千人というお子さんたちの門出を見守ってきました。
- 朝、泣き叫んで離れない子
- 給食がなかなか食べられない子
- お昼寝ができなくて心細い子
どんな姿も先生たちにとっては「当たり前の、成長の過程」です。
もし、お子さんの様子や自分の働き方で不安なことがあれば、小さなことでも先生に相談してみてくださいね。先生たちはママの味方でもあります。
一人で頑張りすぎず、プロの手も借りながら。
親子でゆっくり、新しい生活のリズムを作っていきましょう。
